固定残業代 ブラック

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固定残業代を組み込む会社はブラック!

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景気が厳しい中でも仕事の量は減らないため、残業を行うことも少なくない人が多いと言われています。

 

通常残業を行なった場合、会社からは残業代として報酬を貰うことが当たり前と言われていますが、この不況でその残業代を出来るだけカットしたいのが会社側の言い分です。

 

そこで最近登場したのが、固定残業代と言われるシステム。

 

月給の中にあらかじめ残業代を組み込むことで、予め残業する時間を予測し前もって給料に反映させるというもの。

 

しかしこの固定残業代、取り入れている会社は非常にブラック企業の可能性が高いのです!

 

 

 

 

 

固定残業代っていったいそもそも何?

残業というものは、通常勤務外に仕事を行うことですから、そこには必ず残業代という賃金が発生することになります。

 

これは残業をすればするほど金額が増える仕組みですから、悪い言い方をすれば残業をだらだら行っていたとしても賃金が発生してしまうわけです。

 

企業側としては通常勤務内に仕事を終えてくれるほうが支払う賃金を抑えることが出来るため、最近ではノー残業デーなども設けて残業時間を減らす取り組みもしています。

 

しかし実際には残業時間の短縮はそれほどうまくいっておらず、結果的に残業をしないと仕事が片付かないという状況が長年続いています

 

そこで登場したのが固定残業代と呼ばれるもので、基本給とは別に残業代を給与に組み込むことで、仮に残業を行なった場合でも残業代金を払わなくて済むというシステムとなっています。

 

分かりやすく説明すると、手取りが20万円の会社があったとします。基本給は14万円、交通費2万円、固定残業代2万5千円(40時間相当)と記載があった場合、すでに30時間分の残業代が給与に組み込まれていると言うことになります。

 

特に記載が無い場合には、40時間残業を行なわなくても残業代が支払われるということになるのですが、ここに制約があった場合には残業代の有り方が大きく変わってきてしまいます。

 

 

固定残業代の制約とは?

給与に組み込まれている固定残業代に制約があった場合、その残業代を受け取れないという事態も考えられます。

 

例えば、2万5千円の残業代(40時間相当)に、30時間を超えない場合残業代は支払わないという一文があった場合、残業が29時間だった場合には1円も残業代が支払われないと言うことになります

 

この一文が無ければ問題ないと考えるかもしれませんが、金額を計算してみた場合最低賃金を下回っている場合も考えられますから、そうなってくると固定残業代の金額は違法だと言えます。

 

それとここでもう一つ問題となってくるのが、40時間を超えた場合の賃金の支払いに関する問題です。

 

上記のように40時間相当の文言だけ記載されていて、それ以上残業を行なった場合の記載がないようなケースでは、40時間以上残業を行っても一切残業代を貰えないという恐れがあります。

 

40時間以降は別途残業代を支給の一文があれば良いのですが、それが無いと言うことはいくら残業時間が増えても2万5千円以上の賃金は支払われないと言うことになるわけです。

 

仮にそこを追及されたとしても残業代は支払っていると言い逃れ出来ますから非常に厄介だと言えます。

 

もちろん、記載が無い場合でも40時間以上の残業代を支払わないということは違法になるため、裁判に持ち込めば未払いの賃金を支払ってもらえる可能性は高くなります。

 

しかし問題はそこではなく、求人表に記載されている手取り額が最初から高く見えるように記載されていると言うことが問題となるわけです。

 

実はこれ悪質なブラック企業がよくやる手口。

 

募集の段階で高額な給料(例30万)を提示して、注目を集め募集をかき集めます。

 

ところが、いざ入社してみると、その高額の給料には月80時間の残業をこなさないと届かない。あたかも普通に働いているだけで月に30万稼げますよ的な誇大な募集で人を集めるのです。

 

しかも悪質なのは面接ではアバウトな説明しかせずに、詳細な説明は入社後だったりします。

 

固定残業代を組み込んでいる会社がブラックと言われる由縁です。

 

 

悪用される固定残業代

固定残業代はあらゆる業種で悪用されています。その一例を紹介します。

 

 

運送業界で悪用

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ものの行き来を担う運送業者。実はこんなところでも固定残業代は悪用されています。

 

トラックドライバーの仕事は物の運送だけでなく、荷物の積み込みにも時間を割かれる事が多い。えてしてこの積み込みでは積み下ろしの順番待ちとなる待機時間が発生する事も多々あります。

 

こうした手待ち時間を拘束時間として労働時間に換算すると、かなりの残業代を支払うことになってしまう。

 

そのため運送会社では固定残業代を組み込んで、残業代込みの手当として支払う方が安上がりで済みます。

 

法律では手待ち時間も労働時間に入れなければならないと決まっているのに、固定残業代制を巧みに利用し、社員の給料をカットするばかりか、労働時間の管理さえもまともに保護していません。

 

 

飲食業界での悪用

固定残業代制度は長時間労働が横行する飲食店で悪用されるケースが多い。

 

そもそも大抵の飲食店では仕込み時間、営業時間を合わせると12時間以上の拘束時間が普通になっており、人手不足からも社員を長時間拘束せざるを得ない。

 

しかし薄利多売もあって利益が中々上がらないのも現実なため、可能な限り現在支給している給料の中から残業代を捻出したいと考える企業は多い。

 

そこで固定残業代を組み込み、「ウチは残業代はきっちり払っている」と見せかけ給料のかさ増しのよな使い方をしているのです。

 

実際には固定残業代以上の残業を強いられる結果にもなり、その超過分は当然支払われない。

 

働く社員を冒涜したような固定残業代の悪用です。

 

 

 

 

 

固定残業代に騙されないようにしましょう

求人を見て仕事を探すわけですから、誰もが手取りが高い会社の求人を探すと思います。おそらく手取り額だけをみて面接に行ってしまう人も多いのではないでしょうか。

 

そういった時に、求人の内容をしっかり見ておかないと、残業代が固定で給与の中に組み込まれていたとか、時間を超えた場合の支払いの記載が無かったため異常なまでの残業を強いられたといったケースが考えられ、体調や精神的疲労で倒れると言った問題が後を絶たない。

 

そもそも固定残業代というシステム自体問題が多いため、本来であれば廃止すべきシステムだと言えます。

 

給与に固定残業代を組み込んでいる会社の場合、それだけ残業が多い会社だとも言えますし、残業代を組み込んで巧妙に給与を多く見せている会社はブラック企業の可能性が極めて高いと言えます。

 

このように固定残業代は問題が多いため目先の給与に騙されることなく、しっかりと内容を把握して固定残業代の組み込まれていない企業、正規の残業代をきちんと支払ってくれる企業を選ぶことが、仕事探しには重要だと言えるでしょう。

 

 

 

 

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